洗顔フォームのトラブル

この洗顔フォームは大阪のクラブコメスティック社が製造したもので、化粧落としと洗顔が同時にできる、ダブル洗顔タイプであり、無香料が売り物の洗顔フォームでした。

これを塗って化粧をふき取り、水またはぬるま湯で洗い流せばOKという商品で、簡単かつ便利な商品でしたのでよく使われていました。
しかし、発売直後から目がかすむ、痛みが増したという異常を訴える人が2ヶ月で786件でした。
さらにかゆみなど肌の異常を訴える人が138件という騒ぎになり出荷停止と商品回収となりました。

洗顔剤をめぐる問題はこれだけではなく、ここ数年で病的な乾燥肌で皮膚科を受診する学生さんや主婦や会社員が増えてきています。

夏なら治るような皮脂欠乏性湿疹やアトピー性皮膚炎が治らず、普通のあせもも重症になるなど皮膚のバリアー機能が衰えてきている人が多いのです。

顔を洗うと乾燥肌になり、そのうち角層が剥ぎ取られ、保水能力も守る力も失われます。

そうすると化粧品が皮膚を刺激して炎症が起き、肌に湿疹が出来やすくなります。

こういったお肌のトラブルが起こってしまった場合は、必ず皮膚科や専門医に相談しましょう。
決して自分1人で解決しようとせずに気軽に相談することをオススメします。